六花亭はミルキーだった
|
それはお昼休みの出来事だった。 いつものように宿直室で女子社員5人でお弁当を食べたあと、先輩のM田さんが冷蔵庫から六花亭の包みを出してきた。 何かと思ったら、六花亭のプリンとゼリーだったらしい。 昨日、後輩のSらちゃんのお誕生日だったので、ささやかなお祝いをしようとM田さんが買ってきてくれたのだ。 麻里は六花亭でプリンも作っているんだ〜、へ〜、と思ったらしい。 プリンはみかん味とごま味、ゼリーはコーヒーゼリー。 麻里は悩んだ。 何故なら、麻里は乳モノが嫌いだからだ。 コーヒーゼリーはすでに生クリームらしきものがみっしり上にかかっているし、ごまプリンは異様に白い。 そしてみかんプリンも乳黄色。 悩んだ末、麻里はみかんプリンをいただいた。 香りはとってもみかんでいい匂いだったのだが、口にすると思いっきり「ミ〜ルキ〜」だったらしい。 麻里は心の中でぶはっとなったが、笑顔で「オイシー♪」と言った。 もしかしたら笑顔がひきつっていたかも知れない。 何とか食いきらなければと思っていたら、今度はそれぞれの味の試食会?が始まった。 みかんプリンを選んだのは麻里だけだったのでこりゃイイと麻里は4人に「いっぱい食べて☆」とプリンをまわしたらしい。 すると「こっちも食べてみて☆」と麻里の前にクリームがかかったコーヒーゼリーとごまプリンが置かれた。 麻里はまた顔をひきつらせながらそれらをちょこっとだけいただいたらしい。 すると何てことでしょう。 コーヒーゼリーもごまプリンも見た目よりはそんなにミルキーでなかったのである。 それとも、みかんプリンでもう舌が慣れたのか。 どうも選択を誤ったらしい。 麻里は少しだけ後悔した。 いえ、みかんプリンは美味しかったです。 皆さんにも好評でした。 (ごまプリンがいちばん甘くなくてンまかったが) ただ、麻里の口には合わなかっただけなんです。
しかし麻里が乳製品を嫌いだということをM田さんは知っているハズなのだが。 いつも乳なお菓子を買ってきて麻里に「食べれないと思ってるだけだから、食べな」と強制?するM田さん。
・・・・イ、イジメ?
...No.7 |
 |
|