バターの挑戦
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麻里がお友達とお買いものに出かけた。 そしてお昼にラーメンを食べたらしい。 麻里はワンタンラーメンを注文した。 オバチャンが「ワンタンね」と復唱。 確かに「ワンタン」と言ったのだ。 なのに出されたラーメンは違った。
麻里は最初 「ああ、とんこつスープのワンタンなのね」と思ったらしい。 ほんわりと上がった湯気を顔に受けた時、麻里はウッとなった。 「バター!」 スープが濁っていたのは、とんこつのせいではなく、バターのせいだったようだ。 これはワンタンラーメンではなくバターラーメン! お友達は「それワンタンじゃないんでない?」と言っているのに、麻里はまだそのラーメンをワンタンだと信じ込んでいたらしい。 バター風味のワンタンラーメンだと。そんなのあるのか? 「え、ワンタン入ってるよ」 と言いつつ麻里はバターの香りムンムンのラーメンに箸を入れた。 しかしワンタンは1枚も入っていなかった。 当たり前だ。それはバターラーメンなのだから。 そうしてやっと麻里はオバチャンにオーダー間違いを指摘したらしい。 オバチャンは 「バターって聞いたけど・・・」 と苦笑しながら答えた。 お友達が麻里を指さして言った。 「バター、だめな人」
しばらくして、正真正銘のワンタンラーメンが出てきた。 先に出てきたバターラーメンとは全く違う盛りつけだった。 スープも濁っていない。OH。 普通なのか、サービスなのか、ワンタンが沢山入っていて、麻里は麺を食べるのにちょっと苦労したらしい。
それにしてもワンタンとバターを聞き間違えるオバチャンて・・・ よりによってバター・・・
これはもうオバチャンでなくバターの挑戦だね とお友達が言った。 この挑戦を受けることが出来なかった麻里だった。
...No.1 |
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