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東京新聞の記事の全文を引きます。リンクだけでなく引くのは、リンク切れに困るからです。
偽造借用書などを使って貸金返還訴訟を起こし、借り手とされた男性らに返済金を支払わせようとした事件で、警視庁捜査二課と荏原署は二十七日、詐欺未遂と有印私文書偽造、同行使の疑いで東京都新宿区富久町、金融業「日本百貨通信販売」社長杉山治夫(63)ら三容疑者を逮捕した。
調べでは、杉山容疑者らは一九九五年八月から一昨年七月までの間、架空の借用書を使って千葉県の無職男性(77)ら四人に対して、それぞれ二百万円から八百万円の貸金返済を求めて東京地裁に提訴。四人から計約二千万円をだまし取ろうとした疑い。
被告に仕立てられた人は金融業者から借り入れしたことがあった。杉山容疑者らは十年以上も前の借金の返済を求める訴訟を提起したため、被告側が賃借がないことを証明できないケースも。また、被告の実印を偽造したり本人の筆跡によく似た署名があるなど、裁判所が偽の賃借契約を見破れず、杉山容疑者側に勝訴判決が出ていた。
杉山容疑者は、裁判の長期化を嫌う四人から計約百万円の和解金を得ていた。
同容疑者は「参りました」と容疑を認めているという。
杉山容疑者は東京地裁に九五年以降、約二百六十件の貸金返還訴訟を提訴。東京簡裁にも過去二年間で約五百件に上る訴訟を起こした。日本百貨通信販売の口座には九六年以降、少なくとも年間約一億円の入金があるといい、同課は余罪を追及している。
でっち上げられた借用書で知らない間に裁判を起こされ、借りてもいない金を「返す」ことになった人が沢山いたんです。「返す」ことを裁判所から唐突に命令されて、金を借りていないので被害者は裁判所に文句を言います。ところが。でっち上げられた借用書は大きな証拠として立ちはだかって“有罪”はまず覆りません。痴漢に間違われて有罪を言い渡されたようなものです。
「東京簡裁にも過去二年間で約五百件に上る訴訟を起こした」のであれば、それこそ平均1日1通ほどの勢いで借用書をでっち上げて裁判所詣でをしたことになります。裁判所は、不思議に思わず受理し、ニセ借用書を精査せず受理したわけです。裁判所の何とバカなこと!
…と新聞を読んで思っていたものの、この雑文には書かずにいました。そうしたら東京新聞のコラム「言いたい放談」に中村とうよう という人が書いてしまいました。裁判所はアホだ、と。銀行の窓口の人はシッカリと印が正しいかを確かめる、それがダメになったら銀行は詐欺の好餌にされてしまう、と。新鮮な材料は早めに調理するに限りますね。
ちなみに。「中村とうよう という人」と書いた中村は、あの音楽評論家の中村です。
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